日本ロマンチック街道ツーリング

            

2002年8月10日  日光

今回のツーリングの目的は、日本ロマンチック街道を走ってみる事と、抜群の環境を誇るといわれている群馬六合村野反湖キャンプ場でキャンプをする事でした。
本来、ここに一泊の予定でしたが、前日から時間が出来たので、キャンプ連泊をする事にしました。日光側から西に向かうので、日光の何処かのキャンプ場で一泊する予定としました。

8月10日

午後1時半くらいに自宅を出発、目指すは日光。
今回は、時間もあることだし下道を利用しました。都内を抜けるまで渋滞でしたが、4号線バイパスに入ると交通量はソコソコあるものの、流れていました。
4号線から118号に入り宇都宮を抜けると杉並木の道となります。日本の道路100選になるだけあり杉の並木を抜けていくのは、気持ちのいいものでした。

      
日光街道の杉並木です。写真では明るく撮れていますが、昼間でも実際に走ってみると、もう少し薄暗く感じます。


この辺になると、ぐっと交通量も少なくなります。
日光の旅館街を抜けると中禅寺湖に向かう山道となりますが、この辺りから全く車両を見かけなくなりました。いろは坂は、自分だけのいろは坂状態!
私なりに気持ちよく走れました。
そろそろ回りも薄暗くなってきたため、何処かのキャンプ場に飛び込もうと思い、中禅寺湖畔の菖蒲ヶ浜キャンプ場に行きました。
予約がなくてもOKということで、利用料金1,000円を支払い、早速設営にかかりました。ちょうど草地の部分が空いていましたので、ここにテントを張りました。
なかなか、いいロケーションです。
高校の陸上部が合宿をやっているようでしたが、特に騒ぐわけでもなくゆっくりと休めました。
食材は、全然買っていなかったので、売店でビールとワンカップ、缶詰、カップ麺を調達し、ランタンの仄かな明かりの中で、ひとり静かに食べました。
こういう食事は、もう何年もしていませんでしたので、感慨深いものでした。



中禅寺湖は、穏やかな顔をしていました。天気もよく、東京が熱気に包まれていることを考えると、こちらは空気もひんやりとしており、澄んでいるという感じがしました。
ソロキャンプ愛用のテントは、モンベルムーンライトT。テントの中には、カスケードデザインのZレスト、とモンベルダウンハガー#3。テントの外には、コールマンのソロテーブルと座椅子、プリムスランタン。それに、仄かな灯が欲しい時には、キャンドルランタンの出番です。


8月11日

前日、早めに休んだため、というかぐっすり眠ってしまったため、早く目が覚めました。朝9時には、ここを出発しました。


キャンプ場の朝の雰囲気です。早朝のためまだ寝ている方も多いようです。
湖畔から、カヌーやカヤックを出せるようでした。

雲ひとつない朝のキャンプ場は、とても爽快でした。


キャンプ場は、予約が不要でした。バンガローもありますが、こちらは要予約。

設備も整っており、また、テンと設営キャンプ派にとっては、良心的な料金で利用できます。

またサイトも草地もあり雰囲気がいい場所もありました。

キャンプ場にてトンボが飛び交っていました。バイクのミラーにもとまっていましたので、シャッターを切りました。

華厳の滝は、なかなか見ごたえがありました。折角なので、エレベーターで下に行ってみました。

今年の華厳の滝の水量は、例年より多いとの事。丁度虹がかかっていました。

少し道を戻りましたが華厳の滝を見て、120号線を沼田に向かいました。
ここも、殆ど車両がない状態です。気温も低く爽快感が味わえました。
途中吹き割りの滝を見物。結構ハイキングしてしまいました。





吹き割りの滝の水量も豊富でした。
左上の写真は、結構山の上まで遊歩道をハイキングした際に撮りました。

丸沼高原〜片品村〜白沢村と120号を下ってきました。

道の駅白沢には望郷の湯が併設されていますので、500円の入浴料を支払い、朝風呂を浴びブランチを摂りました。いい気持ちです。


沼田から145号〜353号〜県道55号暮坂峠を経て六合村入り。ここから405号線を野反湖まで北上しました。
どの道もとても気持ちよく走れました。
ちょっとオーバースピードでコースアウトした箇所もありますが。(^^ゞ
左カーブが弱いのです。
改めてニーグリップが大切な事が、分かりました。

野反湖の全景です。野反湖は、東京電力の発電用の貯水池ですが、抜群の環境を誇っています。




野反湖は、噂に違わぬ抜群の環境を誇っていました。ただ、駐車場からサイトまで歩くのが結構大変です。
利用料金、1,500円也です。この時期混雑しているといっても、探せばいいサイトはまだまだありました。
私は熊笹に囲まれた白樺の木の下に設営しました。

設営後、草津まで買出しに行きました。スーパーでパック御飯、レトルトカレー、インスタントラーメン、焼き鳥等を調達。アルコール類がなかったので、別の酒屋で缶ビールと缶チューハイを購入。
この日は、あまりこの地方天気が良くなく、曇り始めました。
食事も済ませた後、9時くらいから雨になってしまいました。酔いも手伝って、この日も早めに就寝。

8月12日

早朝からトレッキング。2時間くらい歩いてしまいました。こんなに歩くのは、普段の生活では滅多に無いですねぇ。
ラーメンを食べて、いざ出発。

白砂山登山道の途中にあるハンノキ沢の木橋です。この場所は、せせらぎの音と鳥の鳴き声しか聞こえず、とても気分が落ち着きました。誰が置いたのでしょうか、道脇に石が積み上げられていました。

野尻湖を後にして途中の温泉に浸かりに行きました。



尻焼温泉に寄りました。ここは、川の中から温泉が湧いているという野趣溢れる温泉です。しかし、川の上から眺めていると、水着を着たファミリーが多いので、裸で入るのを躊躇していましたが、川まで降りてみると、数人の方が裸で入っているので、ここはひとつ経験ということで、入っちゃいました。
でも、自然の中で入浴するというのもなかなかいいものです。
川のほとりには、屋根付きのお風呂も用意されており、いい湯加減でした。

草津から北軽井沢に抜けるルートを考えていましたので、草津へ。

う〜ん、草津を通るのなら素通りするわけには行きますまい。
大滝乃湯で一風呂浴びました。

ここから湯畑までは歩いて5分くらいでしょうか。この日の大滝乃湯は、満員で混雑していました。湯畑の周りにも、流石に人が多いようでした。

草津から146号線を南下し、北軽井沢から二度上峠〜県道33号地蔵峠を経て松井田町まで出てきました。二度上峠は、霧のため視界がききませんでした。
後は18号〜17号と戻りましたが、雲行きも怪しいし渋滞もしていたので本庄児玉から関越道に上り帰宅しました。

距離は666キロでしたが、こんなに気持ちよく長い距離を走れたのに大変満足しています。