読書ルーム


2003年9月に読んだ本
書              名 原                題 作                 者
東京下町殺人暮色 宮部 みゆき

軽く読める小説でした。宮部氏ならもう少し膨らませることも出来たのではないでしょうか。テーマとしては、凄くいいと思うのですが。

2003年8月に読んだ本
書              名 原                題 作                 者
半落ち 横山  秀夫

久しぶりに小説を読みました。3月以来アップしていなかったので、5ヶ月間は空白ということになります。
やっと話題になった「半落ち」を読みました。噂に違わず、いい話でした。思わず涙が・・・
何方も一読の価値はあります。読みやすいですし。

2003年3月に読んだ本
書              名 原                題 作                 者
コロンブスの呪縛を解け

Serpent

クライブ・カッスラー
猟犬クラブ Bloodhunds ピーター・ラヴゼイ

「コロンブスの呪縛を解け」は、久々に呼んだ海洋冒険小説でした。クライブ・カッスラーは、「タイタニックを引き上げろ」で活躍するダーク・ピットを主人公にしたダーク・ピットシリーズが有名ですが、「コロンブス・・」は、同じNUMAに所属する二人の特別出動員を新たに主人公としています。
ちょっと話が、うまくできすぎていると思いますが、スピード感溢れる物語となっています。

「猟犬クラブ」は、ピーター・ダイヤモンド警部を主人公とした猟犬クラブというミステリー小説愛好会におきる殺人事件を中心に物語が展開していきます。いいキャラクターです。
96年度シルバーダガー賞受賞

2003年2月に読んだ本
書              名 原                題 作                 者
模倣犯 宮部みゆき
ビッグ・タウン Big Town ダグ・J・スワンソン
視聴率の殺人 Killing The Ratings ウィリアム・L・デアンドリア

「模倣犯」は、連続女性殺人事件を巡る人間模様を軽快なタッチで描かれています。長編ですが、スピード感があり読みやすかったです。中居正広主演で映画になりましたね。
01年度文春ランキング1位

「ビッグ・タウン」は、元検事補が情事の調査を請け負うが、そこにはいろいろな思惑がからんできて、スピーディに話が展開していきます。
94年度ジョン・クリーシー賞受賞

「視聴率の殺人」は、テレビ業界で熾烈な争いをしている視聴率の操作にまつわる殺人事件を、テレビ会社の役員が解決します。
79年度MWA最優秀処長編賞受賞

2003年1月に本棚に並んだ本
書              名 原                題 作                 者
模倣犯 宮部みゆき

2003年1月に読んだ本
書              名 原                題 作                 者
顔に降りかかる雨 桐野夏生
笑う警官

The laughing Policeman

マイ・シューヴァル/ペール・ヴァールー
遺留品

All That Remains

パトリシア・コーンウェル

「顔に降りかかる雨」は、昨年話題になった同作家のダークエンジェルにも登場する村野ミロがデビューする作品です。親友の失踪事件に巻き込まれ、探偵をする事になるという設定です。
94年度江戸川乱歩賞受賞

「笑う警官」は、マルティン・ベック警部シリーズの第4作に当たる作品です。バスでの銃乱射事件の被害者の中に、ベックの部下の刑事がいたが、事件とのかかわりがあるのか、何をしていたのか。過去の事件との関連は。一気に読ませてくれる作品でした。
71年度MWAエドガー賞受賞

「遺留品」は、ケイ・スカーペッタ検屍官シリーズ3作目。アベック連続殺人事件の被害者が大物女性官僚の娘だった事から事件は複雑化していくが、CIAとの関連は。これも読み応えがありましたが、犯人像が今ひとつ不明確なのがちょっと不満でした。